ヒカゲノカズラの仲間 [#bf0c471f]
タカネヒカゲノカズラ、エゾヒカゲノカズラ、トウゲシバの仲間などが観察された。
タカネヒカゲノカズラ Lycopodium nikoense
ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属
日当たりがよく、湿原内の林縁斜面に生育。葉は短く先は内曲し、胞子のう穂をつける柄(総梗)はねじれることがあり長く伸ばす。その先に小柄(小梗)は無柄~3㎝の長さがあり1~2個の胞子のう穂をつける。

湿原内の林縁斜面に生育するタカネヒカゲノカズラ
①湿原内の林縁斜面に生育するタカネヒカゲノカズラ
②タカネヒカゲノカズラ、胞子のう穂
エゾヒカゲノカズラ Lycopodium clavatum var. asiaticum
ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属
日当たりがよく、ウエットではあるが砂礫質土壌で、そばを流れる水辺よりやや高い水はけがよさそうなところに生育。ヒカゲノカズラによく似ているが、胞子のう穂をつける柄(総梗)は3~12㎝、その先の小柄(小梗)は無柄~数ミリでその先に1~2個の胞子のう穂をつける。

砂礫質土壌で、そばを流れる水辺よりやや高い水はけがよさそうなところに生育するエゾヒカゲノカズラ
コバノトウゲシバ(仮称)葉が短いホソバトウゲシバの仲間
ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属
葉の長さが5~7mm・幅が2mm。一般的なホソバトウゲシバはもう少し葉が長い。似た株は八ヶ岳で観察されている。

コバノトウゲシバ(仮称)
ゼンマイの仲間
コケシノブの仲間
コケシノブやホソバコケシノブが観察された。
コケシノブ Hymenophyllum wrightii
コケシノブ科 コケシノブ属
キジノオシダの仲間
ヒメシダの仲間
オオバショリマ、イワハリガネワラビなどが観察された。
オオバショリマ Oreopteris quelpartensis
ヒメシダ科 オオバショリマ属
イワハリガネワラビ Coryphopteris musashiensis
ヒメシダ科 オオハシゴシダ属
低山の滝のそばでは切り立った岩壁に生育していたが、八幡平では高地のためか林床に生育。まだ、葉を展開しきっていないがイワハリガネワラビと思われる。
標本1 低山の滝

岩壁に生育するイワハリガネワラビ

①岩壁に生育するイワハリガネワラビ
②イワハリガネワラビ、葉柄
シシガシラの仲間 [#e0f91ddd]
低山の滝ではオサシダ、八幡平ではシシガシラやミヤマシシガシラが観察された。
オサシダ Spicantopsis amabilis
シシガシラ科 シシガシラ属
低山の滝のそばの岩壁では岩棚や岩の割れ目に小群落を形成し点在して生育。個体数は多い。

岩壁に群生するオサシダ
ミヤマシシガシラ Struthiopteris castanea
シシガシラ科 ミヤマシシガシラ属
遅くまで雪が残っているような山の北斜面や岩影などで観察された。シシガシラと混生するが数は少ない。シシガシラに比べると葉は厚みがあり羽片は短く先端は鈍頭。葉身基部の耳状の羽片は軸に流れず上側・下側同形。中軸の下半分はえんじ色を帯びる。この季節、長く伸びる胞子葉は観察できなかった。

日陰の斜面に生育するミヤマシシガシラ
チャセンシダの仲間 [#he6c659d]
トラノオシダ、イワトラノオ、コタニワタリなどが観察された。
コタニワタリ Asplenium scolopendrium
チャセンシダ科 チャセンシダ属
個体数は多くなく、低山の滝のそばの岩上でわずかに観察された。

林内、岩上に生育するコタニワタリ
イワデンダの仲間
フクロシダ、イワデンダなどが観察された。
イワデンダ Woodsia polystichoides
イワデンダ科 イワデンダ属
シケシダの仲間 [#cd1f46c0]
シケシダ、ホソバシケシダ、ハクモウイノデ、ミヤマシケシダなどが観察された。
ホソバシケシダ Deparia conilii
メシダ科 シケシダ属

①②ホソバシケシダ、包膜
標本2
最下羽片がやや長くフモトシケシダに似るが包膜は長さの割に幅が広くホソバシケシダと思われる。

渓流沿いの林床に生育するホソバシケシダ

①渓流沿いの林床に生育するホソバシケシダ
②ホソバシケシダ、羽片裏側
ミヤマシケシダ Deparia pycnosora
メシダ科 シケシダ属
ハクモウイノデに比べると葉柄・中軸・羽片等全体に華奢。また葉柄や中軸には無毛の株と多少有毛の株が見られる。

滝壺の岩上に生育するハクモウイノデ(左下)とミヤマシケシダ

①ウエットな林床に生育するミヤマシケシダ
②ミヤマシケシダ、葉柄
ハクモウイノデ Deparia pycnosora var. albosquamata
メシダ科 シケシダ属

①ハクモウイノデの栄養葉。右端はミヤマシケシダ
②ハクモウイノデ、葉柄
メシダの仲間 [#c93d5c0d]
ヘビノネゴザ、ミヤマメシダ、ミヤマヘビノネゴザか、タカネサトメシダ、コシノサトメシダなどが見られた。
ミヤマヘビノネゴザか Athyrium rupestre
メシダ科 メシダ属
山地上部の草原、林縁の沢沿いの崖で観察。葉柄基部鱗片には栗色が入る。葉身は紡錘形。2回羽状全裂。葉柄中軸は紅色が目立つ。包膜の辺縁はわずかにほつれているように見える。

林縁の沢沿いの崖に生育するミヤマヘビノネゴザか

①ミヤマヘビノネゴザか、葉身
②ミヤマヘビノネゴザか、胞子のう群
コシノサトメシダ Athyrium neglectum
メシダ科 メシダ属
低山の沢沿いの林縁に生育。中軸から開出気味に羽片をつける。新葉の羽片は間延びした間隔で葉をつける。包膜は胞子のう群と同程度の幅で、辺縁は糸状にほつれ、胞子が充実してくると包膜は胞子のう群を覆いきれなくなることがある。

沢沿いの林縁に生育するコシノサトメシダ

①沢沿いの林縁に生育するコシノサトメシダ
②コシノサトメシダ、展開中の若葉
タカネサトメシダ Athyrium pinetorum
メシダ科 メシダ属

①タカネサトメシダ、葉柄基部
②タカネサトメシダ、葉柄基部の鱗片
カナワラビの仲間
リョウメンシダやシノブカグマが普通に見られた。
イノデの仲間 [#c09a5c21]
山麓ではジュウモンジシダ、ツルデンダ、イノデモドキ、サカゲイノデなどがみられた。カラクサイノデは八幡平で見られた。
カラクサイノデ Coryphopteris musashiensis
オシダ科 イノデ属
オシダの仲間
オシダ、ミヤマイタチシダ、ミヤマべニシダ、シラネワラビなどが観察された。
不明なオシダ属のシダ
オシダ科 オシダ属
苔むした岩上に生育。周辺にはシラネワラビがよく見られた。葉柄には明褐色の鱗片が目立つ。葉柄基部にはわずかに栗色が入る鱗片がつきシラネワラビの可能性がある。いつか葉が展開した様子を見てみたい。

明褐色の鱗片が目立つ不明なオシダ属のシダ

①不明なオシダ属のシダ、葉柄の鱗片
②不明なオシダ属のシダ、最下羽片
八幡平で見られる花など

①コヨウラクツツジ ツツジ科 ヨウラクツツジ属 Menziesia pentandra
②ムラサキヤシオツツジ ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron albrechtii

①ヒメモチ モチノキ科 モチノキ属 Ilex leucoclada
②アカミノイヌツゲ モチノキ科 モチノキ属 Ilex sugerokii var. brevipedunculata

①イワカガミ イワウメ科 イワカガミ属 Schizocodon soldanelloides
②ショウジョウバカマ メランチウム科 ショウジョウバカマ属 Heloniopsis orientalis

①オガラバナ ムクロジ科 カエデ属 Acer ukurunduense
②シラネアオイ Glaucidium palmatum キンポウゲ科 シラネアオイ属
サンカヨウ Diphylleia grayi メギ科 サンカヨウ属

①ミズバショウ Lysichiton camtschatcensis サトイモ科 ミズバショウ属
②ノビネチドリ Neolindleya camtschatica ラン科 ノビネチドリ属

①ミヤマカラマツ Thalictrum tuberiferum キンポウゲ科 カラマツソウ属
②ヒメシャクナゲ Andromeda polifolia ツツジ科 ヒメシャクナゲ属

①ヒナザクラ Primula nipponica サクラソウ科 サクラソウ属
②オオバタケシマラン Streptopus amplexifolius ユリ科 タケシマラン属

①マイヅルソウ Maianthemum dilatatum スズラン亜科 マイヅルソウ属
②ヤマアジサイ Hydrangea serrata var. serrata アジサイ科 アジサイ属













































