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平成24年5月30日(水) ヒメイタチシダの新芽の芽立ちについて 小田原西部
調査報告
・新芽の芽立ちの色は淡い緑色一色で、淡い緑色からだんだん濃い緑色に変化していく。展開した新芽の隣り合う羽片間の隙間はほとんど無く、同様の時期のリョウトウイタチシダの羽片の状態と異なる。下側最下羽片が発達するので葉身の形は底辺の広い三角形~五角形状。葉の表面は光沢がある。鱗片は黒~黒褐色で辺縁が淡色の2色になることがある。中軸・羽軸の鱗片も基部は袋状にならない。現在、小田原西部・丹沢南麓で生育を確認しているが、生育環境はやや明るいスギ植林地内の林床や林道や農道脇の露頭などである。
芽立ちがわずかにピンク色を帯びるヒメイタチシダ
ヒメイタチシダの芽立ちの色について、堀清鷹氏より以下の情報をいただきました。
ヒメイタチシダは、展開したばかりの葉がわずかにピンク色を帯びる個体も見られます。
堀氏のブログ内、「ヒメイタチシダの新芽」でも写真付きで紹介されています。
ヒメイタチシダ(撮影:堀清鷹氏、撮影日・場所:2013年6月19日 宮崎県) 記載日2013年8月26日