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平成25年7月13日(土) イワイタチシダの新芽の芽立ちについて 奥多摩海澤  

・新芽は淡い緑色一色で、淡い緑色からだんだん濃い色に変化していく。成葉は黄緑色~青緑色まで。成葉の特長は葉身の形は狭い三角形。葉の辺縁は巻き込むようになる。鱗片は基部の袋状部分が白く目立つ。鱗片は軸に開出してつく。生育環境は岩壁面。標高の高いところでは普通種。県内での生育確認地は箱根二子山(標高600m以上)、丹沢(標高500m以上)、湯河原(標高600m以上)などであるが奥多摩海沢ではそれよりも標高の低いところで生育している(標高400m以上)。

標本
イワイタチシダ2013年7月13日奥多摩海澤 イワイタチシダ、葉柄鱗片 2013年7月13日奥多摩海澤

イワイタチシダ、展開したばかりの新芽(上左)
イワイタチシダ、葉柄鱗片(上右)


イワイタチシダ、成葉と新芽。2013年7月13日奥多摩海澤 イワイタチシダ、青緑色の成葉。 2012年8月16日奥多摩海澤
イワイタチシダ、成葉(上左)
イワイタチシダ、青緑色の成葉(上右)